河合隼雄さんの著書「こころの処方箋」の中に
「100点以外はダメなときがある」というエッセイがある。
“いつも努力を続けているのだが、その割に報われることが少ない、
とか、損をしているとか嘆く人”は、「運が悪い」と嘆く前に
“人生は時に「100点以外はダメなときがある」ことを
知る必要がある”として、家族の対話や仕事を例に出し
“今100点満点が要求されている”状況で
“準備も十分にせず、 覚悟もきめずに臨むのは、
まったく馬鹿げている” と指摘する。
また、“いつも100点を狙っている人”にもその弊害を示し
“100点はときどきでいいのである” と結ばれている。
僕はこの話が好きで、前回のエントリで意訳した
「The Holstee Manifesto」の一文にも引用させていただいたけど
僕自身、いつも欲張って100点を目指してしまい、
結果的に平均点以下になってしまうことが、よくある。
(100点がとれないとわかると、どうでもよくなってしまうから)
そんな僕に、河合隼雄さんは
“ここぞというとき100点をとっておけば、それ以外は
60点でいいのだ”と語りかけてくれる。
その代わり、100点を取るべきときは、“ちゃんと体調を整え、
覚悟も十分にもって、万全の態勢で臨むことが必要である ”
ということも。
そこで、僕は安心して肩の力を抜くことができる。
これからは積極的に60点を目指していこう。
今は全力をだすときではないのだ。(たぶん)
俺も60点主義で行きたいな〜
返信削除と常々思ってるんですが、
60点でいいや、と思って仕事をすると、
30点くらいになってしまいそうで怖いんです。
100点を目指して、ようやく60点。
だから常に全力で取り組まないと、不安なんですよね。
(といいながら、最近は100点を目指す気力自体が、
著しく衰えてきているのですが)
確かに60点のために力加減をコントロールするって、
返信削除結構難しいですよね。
プラスマイナス20点くらいでもOKにすると、
なんだよ40点かよってときもありますし。
それから僕の場合、
忙しさで自分をなかなか客観視できない中でも
マツさんのTwitterやBlog読むと
ほどよくリラックスできます。
いつもありがとうございます。