色恋に没頭できない奴は、なんだか物足りなく、
底が抜けたグラスのようだ。
女の為なら、夜の露、暁の霜に濡れながら、
あてもなくさまよう。
親の小言や世間の目をごまかすのに忙しく、
会える会えないと想いは乱れ、
夜は独り悶々と寝られない...
そんな男にはやはり風情がある。
とはいえ、欲望に溺れっぱなしなのは論外で、
女性からの評判も悪くない、っていうのが理想だな。
【 原文 】
万にいみじくとも色好まざらん男はいとさうざうしく
玉のさかづきのそこなき心地ぞすべき
露霜にしほたれて 所定めずまどひ歩き
親のいさめ 世の謗りをつつむに心の暇なく
あふさきるさに思ひ乱れ
さるは独り寝がちに まどろむ夜なきこそをかしけれ
さりとて ひたすらたはれたる方にはあらで
女にたやすからず思はれんこそ
あらまほしかるべきわざなれ
<所感>
兼好さん、女好きの男を観察するのが好きだったみたい。
でも、俺も昔は...的なニュアンスも
ちょっと窺えたりもします。
「交差点の横断歩道を渡る美人よりも、
返信削除その美人に視線を送るドライバーを観察するのが好き」
っていうオレと同じじゃん!
うむ、「女好きの男」より
「女好きの男を観察するのが好きな男」の方が
エロいな、きっと…
to:帰山人さん
返信削除あっ、その話会社で聞いた覚えが...。
なんか視点が似てるかもしれませんね。
あと、「女好き」とか「エロ」とか最初目について
スパムかと思いましたw