すべての男を惑わすことは、やっぱり色香だろうね。
男って馬鹿なものだから。
匂いなんて、ただの香水ってことはわかってるのに、
いい匂いに触れたとたん、完璧にトキメイてしまう。
空を飛んでいた久米の仙人が
洗い物をしていたお姉ちゃんの白い生足を見たせいで
空から落っこちたって話、笑えるけど、
それも手足や肌がキレイにふっくらと美味しそうだったからで、
香水やメイクとか上っ面じゃないところが、
まっ、ありえるかー、って思えるよね。
【 原文 】
世の人の心惑はす事 色欲には如かず
人の心は愚かなるものかな
匂ひなどは仮のものなるに
しばらく衣裳に薫物すと知りながら
えならぬ匂ひには 必ず心ときめきするものなり
九米の仙人の 物洗ふ女の脛の白きを見て
通を失ひけんは まことに 手足はだへなどのきよらに肥え
あぶらづきたらんは 外の色ならねば さもあらんかし
<所感>
男ってものはねーって楽しんで書いたみたい。
「あぶらづきたらん」って表現が珍しいけど
「あぶら」=「美味しそうな肌質」ってことかな...
今なら「吸い付くような肌」のような?
あぶら、といえばモーパッサンの処女作、
「脂肪の塊」(Boule de suif)では、
肥った娼婦のあだ名がタイトルになっていて
当時の様子が窺えて面白いです。
フランス人と共通の感覚だったのかもしれませんね。
「女は粋筋の女というふうに呼ばれている一人で、
それほどでない年のくせに早くもでっぷりと肥っているので
評判が高く、そのためにブール・ド・シェイフ(脂肪の塊)
というあだ名がついていた。」
昔も今も、男心は変わりませんねw
返信削除俺は昔から、スレンダーで
中性的な女性に惹かれるんですが、
中世や近世の日本人男子は、
そういう女性を、
どんなふうに感じていたんだろうか…
to:マツさん
返信削除顔やスタイルの美の基準って
100年も過ぎたら、結構跡形もなく
変わってしまいそうですね。
>スレンダーで中性的な女性
ていうと菊地凛子のような?
(イメージ違ってたらすみません)
そういえば今度は時代劇にも出るし...
なんて考えてたら、
よくわからなくなってきますねw