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「徒然草」の自分勝手な現代語訳(意訳)を中心に、ときどき自分の日常もつれづれます。

この嘲弄の上に乗ってふわふわと高い瞑想の領分に上って行くのが自分には大変な愉快になった。 硝子戸の中(夏目漱石)

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2011/06/25

【徒然草】第八段

すべての男を惑わすことは、やっぱり色香だろうね。
男って馬鹿なものだから。
匂いなんて、ただの香水ってことはわかってるのに、
いい匂いに触れたとたん、完璧にトキメイてしまう。
空を飛んでいた久米の仙人が
洗い物をしていたお姉ちゃんの白い生足を見たせいで
空から落っこちたって話、笑えるけど、
それも手足や肌がキレイにふっくらと美味しそうだったからで、
香水やメイクとか上っ面じゃないところが、
まっ、ありえるかー、って思えるよね。

【 原文 】
世の人の心惑はす事 色欲には如かず
人の心は愚かなるものかな
匂ひなどは仮のものなるに
しばらく衣裳に薫物すと知りながら
えならぬ匂ひには 必ず心ときめきするものなり
九米の仙人の 物洗ふ女の脛の白きを見て
通を失ひけんは まことに 手足はだへなどのきよらに肥え
あぶらづきたらんは 外の色ならねば さもあらんかし

<所感>
男ってものはねーって楽しんで書いたみたい。
「あぶらづきたらん」って表現が珍しいけど
「あぶら」=「美味しそうな肌質」ってことかな...
今なら「吸い付くような肌」のような?

あぶら、といえばモーパッサンの処女作、
「脂肪の塊」(Boule de suif)では、
肥った娼婦のあだ名がタイトルになっていて
当時の様子が窺えて面白いです。
フランス人と共通の感覚だったのかもしれませんね。

「女は粋筋の女というふうに呼ばれている一人で、
それほどでない年のくせに早くもでっぷりと肥っているので
評判が高く、そのためにブール・ド・シェイフ(脂肪の塊)
というあだ名がついていた。」

2 件のコメント:

  1. 昔も今も、男心は変わりませんねw

    俺は昔から、スレンダーで
    中性的な女性に惹かれるんですが、
    中世や近世の日本人男子は、
    そういう女性を、
    どんなふうに感じていたんだろうか…

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  2. to:マツさん

    顔やスタイルの美の基準って
    100年も過ぎたら、結構跡形もなく
    変わってしまいそうですね。

    >スレンダーで中性的な女性

    ていうと菊地凛子のような?
    (イメージ違ってたらすみません)
    そういえば今度は時代劇にも出るし...
    なんて考えてたら、
    よくわからなくなってきますねw

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